Edyの展開

エディ Edy

最初は、限られた範囲でのみ使える電子マネーだったEdy も、2002年7月コンビニエンスストアam/pm全店で導入されたのをきっかけに、Edyは一気に発行枚数をのばしました。

しかし、Edyも一番最初は、普及になかなか苦労したようです。
何故なら、お金を払う行為に対して「かざす」「チャージする」という概念が一般的ではなかったからです。
しかし、Suicaの普及によって「かざす」「チャージする」という習慣が徐々に一般に浸透してきたこと、そして、ポイントプログラムを上手に利用したこと、『おサイフケータイ』が登場したことの三つが、Edyの追い風になりました。

Suicaの普及に関してはSuicaの項で述べた通りです。
交通系の場合は「かざすだけ」という『支払いの速さ』が最大の武器になりましたが、流通系の場合は、レジの待ち時間が若干短縮されたとしても、さほどメリットを感じさせることができません。

そこで、Edyが目をつけたのが、「ポイント」です。

Edyで支払いを行うことでポイントが還元される仕組みを利用すれば、多少チャージの手間はかかっても、利用者はEdyを使って支払いをするようになります。

2003年には、全日本空輸と提携し、ANAのマイルポイントとEdyが相互に行き来できるサービスをはじめました。
『ANAマイレージクラブEdyカード』でEdyを利用すると、マイレージポイントが貯まり、逆にANAを利用したときにつくマイレージポイントをEdyにチャージできるようになったのです。
割引だけなら、さほど目新しいサービスでもないのですが、ポイントが『電子マネー』という『お金と同等の価値のもの』に交換できるメリットは大変大きなものでした。

これに対抗するように、JALとSuicaも手を組み、JALを利用したときにもらえるマイレージポイントをSuicaにチャージできるサービスを始めました。

Edyは、その後もどんどん使えるお店を増やしていきました。
利用可能店舗は、サークルKサンクス、ファミリーマートなどのコンビニエンスストア、コーヒーチェーンのプロント、大丸ピーコックなど大手チェーン店をはじめとして、開始から5年で(2006年3月時点)およそ30,000店舗にまで増えました。

またこのEdyは、実店舗だけではなく、ネット上のオンライン店舗でも使うことができます。現在、オンラインショッピングでも使える電子マネーはEdyのみで、今後はこの点を活かしてさらに幅広い活躍が期待されています。

Edyを使ったオンラインショッピングには、二通りの方法があります。
一つはパソコンを使う方法、もう一つは携帯電話を使う方法です。

パソコンを使う場合は、FeliCa対応のリーダー/ライターの『PaSoRi(パソリ)』をパソコンに接続して使います。使い方は実店舗で使う時と同じ、Edyをリーダー/ライターにかざして支払いを行います。また最近では、パソコン内蔵型のPaSoRi『FeliCaポート』を搭載したパソコンも出てきており、こちらも同様の使い方で利用できます。

携帯電話を使う場合は、『おサイフケータイ』1つで、そのまま支払いが行えます。
このおサイフケータイ発売開始当初、Edyはプリインストール(利用者が携帯電話を買う前から、あらかじめアプリケーションがインストールされていること)されていました。この点もEdyの普及を助けました。
この『おサイフケータイ』に関しては、次項で詳しく見ていきます。

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