行政でも〜住民基本台帳カード、運転免許証〜

ICカードと行政

この項では、皆さんの生活とは切っても切り離せないICカード、行政の分野で利用されているICカードを見ていきます。

まず思いつくのは、2003年に開始された住民基本台帳カード、いわゆる『住基カード』です。
住基カードは、希望者から申請があったときに各市町村から交付されるIDカード(身分証明書)のことで、書類申請を効率化するために導入されました。

このICカードを利用することで、従来、印鑑を使っていた部分をデジタル署名に、印鑑証明書を使っていた部分を電子証明書に置き換えることができ、インターネット経由で、届出・申請(あらかじめ定められた届出・申請に限りますが)などができるようになりました。
また、このカードを利用すると、全国どこの市町村からでも住民票を手に入れることができるようになります。

この住基カードのシステムには、PKI(公開鍵暗号方式)と呼ばれる、ICカードの本人認証システムが使われています。
PKIシステムは『秘密鍵』と『公開鍵』と呼ばれる二つの鍵を使います。この二つの鍵はペアになっていて、このどちらかの鍵が情報の暗号化を行い、残りの片方がその暗号を解く役割をします。
必要に応じて、この『公開鍵』と『秘密鍵』を上手に使い分けます。この『秘密鍵』を各自のICカード(住民基本台帳カード)に記憶させ、本人しか利用できないようにすることで、厳密な本人確認ができるようになり、また高いセキュリティレベルを保ったまま情報が送信できるようになりました。

また2007年1月4日から東京都・埼玉県・茨城県・兵庫県・島根県で、運転免許証のICカード化がはじまっています。2008年度末までには上記以外の各都道府県でも導入される予定です。
この運転免許証のICカード化は、偽造・変造を防ぐ目的、交通違反の取締りを効率化する目的で導入されました。
他にも、図書館カードや施設予約カードも、効率的な管理ができるように、ICカードが導入されはじめてきています。

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